発育

どんなきもちなんだろうか?

今朝8時に携帯を見たら、園から着信記録が。

園に電話すると、昨晩から今朝7時までの間に、園舎の駐車場ひさしに何かがぶつかり、崩れた外壁が地面に落ちており、後片付けしてコーンで立ち入り禁止区域を作ったとこのと。職員のとっさの判断に感謝。10時過ぎには野々市交番の警察官が実況見分。11時には施工会社の方が対応の相談に来園、4時には応急修理が終わりました。投石、落下などと同じ扱いで、損害保険での処理となりました。結局、どうやって穴が開いたか分かりませんが。本人は、いまどんな気分でいるのだろうか?楽しいわけないですよね。

3時から、野々市市教育委員会、生徒指導連絡協議会主催の今年3回目の会合に市内の保育園の代表として参加。市内では、平成24年度から少年補導件数が前年度の96件から282件へ激増、25年度は301件、26年度は12月末で324件と大幅に増えており、それと同時に自転車の盗難、万引きが増えているとの説明が数字をもって行われました。補導内容を分析すると、「集団化、広域化」が特徴で、そのために自転車の盗難が増えていると推測されるとのこと。また、不登校も2月で76名、DVも就学前の乳幼児対象が平成25年度は91件と全体の半数。楽しいわけないから、補導されるような行動にでる。大人の前で喫煙するなど、注目を浴びること目的とした行動など、幼稚であるが、根っこはさみしい、楽しくない、ではないだろうか。ちなみに、市内の振り込め詐欺は25年度は9件で2900万円の被害だとか。これも、根っこはコミュニケーション不足からくる孤独であったりするのだろう。

保育園、幼稚園、認定こども園の全ての施設で「教育・保育の内容」として必ず強く意識する「5領域」の一つに「人間関係」があります。その中には、「友達の良さに気付き、一緒に活動する楽しさを味わう」「良いことや悪いことがあることに気付き、考えながら行動する」、ついでに「自分で考え、自分で行動する」「自分でできることは自分でする」。自分で考え、自分でする。友達との交流を楽しみその交流の中で良いこと、悪いことの分別を育み、自分で考え、自分で行動する、っとループになってつながっています。

園舎の穴は、隕石がぶつかったと、言うことにして、和光っ子たちは、良いこと、悪いことが分かり、友達と共有し、自分で考え、行動する子。事件とは無関係。平和で活力のある国づくりに活躍する人材です。

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