園の日常

かんがえる

   朝晩、涼しくなり、「秋」という感じですね。「秋」といえば収穫。

近所の田んぼでは、すでに稲刈りが始まっています。この季節、収穫の秋、その通り。昔から、この時期は田畑に、森に、海に(秋刀魚はそのまんまですが)、この季節ならではのいろいろな食べ物が実をつけます。

園庭でも4シーズン目を迎えた「姫リンゴ」、「かりん」の木が実をつけます。姫リンゴは既に終わり、築山横の「かりん」にはたくさんの黄色い1センチ直径の実がなります。

それを見つけたのは、遊具で遊んでいた青組たち。さっそく、「どうやってとろうか」と相談が始まり、取るための道具を探してきて、それを試してみて、うまくいかないと違うことを考えて・・・と、いろんなアイディアが生まれています。軽いプラスチックのお砂場ショベルでは「ちから」が足りないことを学び、次は手ごろなところで、帽子を投げて、これも力不足で、次は、外履きズックを脱いで投げつけます。軽いものなら落ちてきて自分に当たってもいたくないけど、投げた靴が当たると痛い、そうすると投げると「逃げる」という工夫が加わります。収穫のために、想像力をフル回転し、次から次へと道具が変わり、失敗・成功を繰り返して、「確率」という概念も身につけます。一番確かなのは自分より背が高く、力も強い「大人に頼む」ということですが、安易に引き受けると、「考える」芽を摘んでしまうし。大人も、どうしようかと考えさせてくれるのが収穫ですね。

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