発育

どうぐ

道具。人類初めての道具と言えば、石であったと言われています。そのまま、トンカチに使ったり、研いでナイフにしたり。記録媒体としては石に刻んだ絵や文字が永遠に残る最強の媒体と言われています。

道具を使うのが、人間とサルとの違いで、石でくるみを割るサルはちょっと頭のいいサル。道具はいろんな使い方があり、ナイフは凶器にもなる。交通事故が多かった時代は、自動車は走る凶器なんて、不名誉な呼ばれ方もした。要は、使う人しだい。自己責任。

私が道具というと、ゴルフクラブのことだ、と誤解されがちですが、今日の話題は電子デバイス。園でも、登園・降園はICカードで記録し、図書の貸し出しはバーコードで管理。既に、園内の業務のICT化はスタートしています。これは、大人の仕事がやりやすくなる、時間短縮になる、正確に短時間にできる、など大人にとってのメリットが大部分。ま、節約できた時間で園児を見守る時間が増えるのもメリットですが。

今日は、東京からスマートエデュケーションの池谷社長、井上部長をお招きして、道具としての電子デバイス(iPad)の使い道を考える会。園のHP製作ソフト会社より紹介されて出席した園業務・教材のICT化セミナーで名刺交換したことのある方々です。「21世紀型スキル」の要素として、主体性、協調性、語学、ITリタラシー(道具としてITを使いこなす)、道徳などあります。iPadを園で使うと、ゲームをする、絵本を読まなくなる、投げる、壊す、取り合いになる・・・などのネガが先に立ちますが、今日の話はもちろん、道具としての使い道。”世界が広がる”が道具の意味であり、その点については意見が完全に一致しています。3月に策定し理事会の承認を頂く予定の、平成28年度の予算に組み入れ、来年は既になじみのある、登園・降園、図書貸し出しに加え、園児にメリットが最大になる園のITC化の第二ステージの年にします。加えて、4月スタートの学童和光でも、連続性を持たせるべく、カリキュラムにITCを道具とした時間を設定し、途切れることがない「21世紀スキルを」を備えた人に育つ仕組みづくりを行います。お楽しみに。

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