発育

こころ

何マン回も再生されている動画なので、ご覧になった方も多いと思います。

場所はアメリカ。 レストランで食事をしていた親子。 レストランの通り沿いのベンチにはホームレスのおじいさん。 食事が運ばれてきたときに、子どもが親に「この食事を彼にあげてもいいかな?」と聞くところからこの動画がスタートします。女の子が注文した食事が乗っているお皿とナイフとホークを持ってレストランから出て、ベンチに座るホームレスのおじいさんに、食事を渡します。 おじいさんは、「ステーキを食べたのは久々だ・・・」と言いながらありがたく食事をいただくところで動画が終わります。

この光景。皆さんはどう思われましたか? Facebookでは、「素晴らしい」という意見と「偽善的」という意見が「コメント」されています。

首都圏では、ターミナル駅やその近くでは、ホームレスを見かけることは日常的です。私が住んだ加州の都市でも。私の子どもたちは、加州や都内での様子も目にしており、当地での子どもたちとは、ホームレスにたいする考え方が具体的で、日常的です。 子どもだけではなく、成人においてもホームレスを見たことがない方もいれば、そうでない方もいると思います。

「素晴らしい」との意見には、食事を運んだことを発案した少女の純粋な心を育んだ家庭環境を褒めるコメントが多い。

当法人の運営理念は「目の前の困っている人を見たら、助けの手を差し伸べる」です。これには、理屈もへったくれもありません。純粋な、無意識の反応です。落ちているゴミはひらう、道に迷っている人がいれば声をかける、そんな単純なことです。 なので、この動画に関しては「素晴らしい親子」と思うし、和光ではこんな心を持った人を育てたいと思います。