出張

しょにち

地下鉄、路面電車を乗り継いで、マイバ保育園で交流研修。

5年前に訪問しているのですが、印象は変わらず。 3−5歳児の異年齢児が24人のクラスを2クラス見学し、意見交換。 卒園までは同じ先生と同じ友達で同じクラスで過ごすのが特徴。

6時半から1時まで、11時から17時半までと2人の保育士による2交代制にで月ー金に開園。 自分の好きなコーナーでの自由遊び、設定保育、生活指導、運動の4コマで毎日が流れます。 クラスはとても落ち着いており、ふざけたり自己主張で全体の流れが止まったりすることはない。 レシーバーで同時通訳を聞きながらの見学でしたが、声かけは頻繁で細かい。

3−5歳の異年齢集団は発達段階の異なる幼児集団と捉えており、年齢ごとの取り出しクラスは就学前の年長にだけあり、あとは声かけを聞いていると、”何々が出来る子”には”こういう声かけ”といった考えで、相手を3歳児、4歳児、5歳児だから、という誕生日を意識しての声かけはしないとのこと。 和光でも、例えば雲梯遊びを見ていると、青A、青B、青Cクラスだから、雲梯をこんな風に遊べるということはなく、クラスに関係なく、例えば”両端まで雲梯でいける子”という括りで見ていると同じこと。これが、音楽や描画でも、あるいは積み木やお絵かきでも言えるわけで、年齢という先入観で子供の可能性に枠をはめるのではなく、特定の遊びや運動の理解度、到達度で声かけの内容や促しの内容を使い分けているとのこと。 比較するのもなんですが、ゴルフではアマチュアがプロの試合で優勝することも珍しくないです。 年齢ではなく、到達度。 これは仕事もおなじ。 年下の上司も珍しくない。

また研修内容や時間、人事制度についても意見交換。 研修については、勤務時間外で7年間に国指定の研修を120時間受講しないと資格更新ができない。 日本でも、今年から保育現場のキャリアアップ研修制度が始まりましたが、研修は栄養補給であり健康維持には欠かせない仕組みですから、定着すべく運営するのが経営者の義務でもあるわけです。  3時半頃には暗くなる冬時間の当地。 雨降りで明日はマイナス気温の予報です。

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