発育

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乳児クラスの赤組では、「保育園」という新しい環境で過ごし、成長する園児の姿がとてもよくわかります。

6週間経ち、お気に入りの、親以外に安心できる保育士が見つかった。

その保育士が見ていてくれれば、すこしは不安が取り除かれる。 「大丈夫かな?」「うん、大丈夫だ」とポジティブな感情の積み重ねができ、行動範囲が少しずつ広がります。 それは、いつも振り返れば大好きな保育士の先生が居るからです。 ちょっとでも、不安になれば、先生は必ず不安を取り除いてくれるんだ!という確信のもと、自信がついて、”探検”に出かけます。

「あ、あのひとだれだ? しんぱいだ、どうしよう」という表情をして、ハイハイをして大好きな先生めがけて、まっしぐら。 ハイハイしながらも、何度か私の方に振り返り「あ、まだあのひといる。いそがなければ」とハイハイを続けます。 おひざ元に到着し、抱っこしてもらって一安心。 一般に、「人見知り」といいますね。 脅かしているわけではないのですが、これは成長過程で必要な経験。 安心できる大好きなおかあさん、おとうさん、そして保育士さんとの愛着形成を通じて、つぎの冒険への心の準備ができます。 経験から学ぶ、親元から離れた団体生活で得られる、貴重な体験です。

大人でも、人見知りします。 私も、とても強い人見知りです。 立食パーティーなど、大の苦手。 できれば出たくないし、出ても10分おきにトイレに避難、なんて毎回のようです。 でも、知っている人がいれば、また知っている人を探して、”安心できる”居場所を見つけて、会場を歩き回ります。 そして、少しでも知っている人がいれば、或いは、昔の友達が居たりすれば、そこが定住地。 そこでしばらく話し込んで、次の知り合いを探しに行き、場が持たなくなるとトイレに用もないのに行く、って大人の人見知りの行動パターン。 思い当たる節の有る方もいると思います。 海外旅行でも現地の言葉の分かる方が強い味方。1日めにはコンビニにはいく勇気無かったけど、2日めから近所の”探検”がはじまり、言葉が分からなくても、コンビニでの買い物ぐらいはできる度胸がつきますよね。同じです、赤組も。

赤組での成長の観察、しばらく勉強のために続けようと思います。

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