出張

あいてぃ

来年度の入園書類を確認し、1月入園の5名の届け出に市役所に立ち寄り、小松空港へ。遠くの山は雪景色。

毎年ですが、この時期、時間に追われます。園にいるときは、赤組の朝のおやつの時間あたりにみんなの様子を見に行って、5分ほど過ごすと気ぜわさが少し治まります。

幼保連携型認定こども園に移行して、一番に意識している事は「園児の20年後」。その社会はどんな社会か。何が標準で、なにがもう古臭く価値がないか。「あと伸び」とは将来”グッと”学力や人間関係力などの認知・非認知の両分野で伸びる潜在力を初等教育(幼稚園、こども園、小学校)でつける事。

健康、人間関係、言葉、表現、環境の5つを、幼児教育における”5領域”と、幼稚園、保育所、認定こども園では位置づけ、小学校へ進学する際に身につけているべき基本的な生きる力としています。和光では、日頃の何気ない園での活動が、必ずこの5領域のどれか、あるいは複数に関連していないかどうか、を意識しています。0歳からです。

20年前、携帯電話はあり、メールはありました。iPodはなくCDかMDプレーヤーを持ち歩いていましたね。タブレットもないし、移動中に携帯電話でメールのやりとりもなかったです。テレビも液晶でなかったし、ネットはまだ創生期。家にはMacがありましたが、初めてネットに繋いだのは96年のお正月休みだったと記憶しています。同級生の中の大部分はネットを使ってるが、”わからん”という層もいます。「あと伸び」とは言いませんが、小さいときから”機械もの”が好きな場合は、前者になっていると思います。自分もそうでしたし、自動車メーカーに就職したのも、”機械もの”が好きだから。いまでも、”機械もの”は好きです。

20年後、さらにITは深く日常生活に入り込んでいるでしょう。園児が社会人になり、社会・国・世界に貢献する人材になる頃には、ITはさらに道具化しているし、言葉も英語をはじめ、多言語を操れれば、さらにITを通して世界とつながり、活動の場を広げ、友達を増やし、精神的にも経済的にも豊かな毎日になるのではないか。

幼児教育の分野で、あと伸びする、”ITもの”が好きな子どもたちへ育つ仕組み(環境)を勉強するセミナーに参加しています(明日ですが)。表現会直前ですが。

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