園の日常

5.0

アンケートや何かの競技の特典や、古くは昭和の時代の”通信簿”では、5が最高得点でした。

午前中は、経理の仕事に邁進し、1時から園内研修で、「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」の勉強会。 和光1−2年目の先生を対象としての勉強会です。 今日は、教育・保育計画立案の組み立て方、その法的根拠について。 普段何気なく車を運転していても、実は道路交通法にもとずく共通のルールのもとに、運転しています。園も、普段の園のカリキュラムは何気ないものと考えしまいがちですが、学校教育法、児童福祉法、幼保連携型認定こども園法の3つの法律によって、園児は教育・保育を受けています。園の運営については、社会福祉法人法によって、細かに園の主体性や遵法義務について定められています。 保育の方法、法人の運営の2つのカテゴリーの法律の理解なしには、園を経営できない、というわけで、来週も県主催の社会福祉法人の改正に関する勉強会が行われ、私も出席します。 経営をして、なんらかの社会的存在意義があり、お金のやり取りがある仕事は少なからず、なんらかの法律に従っているわけで、こども園、幼稚園、保育園が特別ということは全くありません。でなければ、治外法権のなんでもあり、になってしまいますので。

3時から、全日空ホテルでコンピューターソフト会社主催の勉強会。 コンサルタントによる、(使い回しの、新味のない、地方都市の経営者層を低く見ているような)パワポのレクチャーでしたが、5.0は面白いと思いました。つまり、

”サイバー空間とフィジカル空間(現実社会)が高度に融合した「超スマート社会」を未来の姿として共有し、その実現に向けた一連の取組を「Society 5.0」(※)とし、更に深化させつつ強力に推進”  ※ 狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続くような新たな社会を生み出す変革を科学技術イノベーションが先導していく、という意味を持つ(第5期科学技術基本計画(答申)の概要 より)”

この会社では、3−5年後に来る社会に備えたソルーションを提案することを企業価値としているとのこと。 園も、毎日の教育・保育だけではなく、3−5年後の社会、つまり園児にとっての小学生生活の(先取りではなく)、基礎の部分をしっかり構築するために、法律を理解した上での社会福祉法人としての特色を出していく必要があり、ということです。

金沢駅前から、園に戻り5時半から、7時までは保護者会役員会。 クリスマス表現会、クリスマス(お楽しみ)会などの打ち合わせ。 そのほか、保護者会より、駐車場警備員の配置理由と来年度の費用負担について、説明不十分との指摘を受けました。 案内文やHPでの告知では足りないので、先週のレッジョ・エミリア国際センターの看板を思い出し、来年度より、茶話会のような気軽に意見交換できる場を定期的に設けようか、と思います。

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