園の日常

あたりまえ

大人は、余計なことを考えがちです。

子供は、ときには大人にほっとかれること、じぶんたちで思ったり、考えたり、行動することのほうが好きだったりします。 「ねえ、ねえ、せんせ・・・」「これみて!」とか子供たちが必要としたときに、そこにいて笑顔で話を聞いてくれたり、見せたいものを見てくれたり、説明をきいてくれ、乳児の場合は、そばに寄り添ってくれることをこのむようです。 でも、大人は子供がかわいいから、ついつい「たのしい?」とか聞いて、大人の想像が当たっていたかどうか、だったりお世話したことがこどもに喜ばれたこと、うけいれられたことを確認しようとしたりします。 こどもにとっては、もちろん聞かれて嬉しかったり、返事をするきっかけになったりするのですが、大半は「あたりまえだろ」と思うのかもしれませんね。

プールから帰った2人。 「プールたのしかった?」と聞くと(もちろん、”たのしかった”という答えを期待して、その返事がもらえると嬉しい、とうい”大人の自己満”のためです、正直言って)、「あたりまえやろ」とことちゃんのへんじ。 そして、ロビーで二人で鏡を見ながら、すこしダンスして、ハロウィンの飾り付けを見て、「こわいね」「かわいいね」なんて話して、クラスに帰って行きました。

「ねえ、ねえ」と一緒に遊んでほしいとき、「あたりまえやろ」とほっておいてほしい時。 大人でもそうですよね。 相手が大人でも、子どもでも、相手の気持ちが読めるようになりたいものですね。