発育

うれしい

お医者さんと話をしていると、人の身体の仕組みが医学・科学の発展で多くのことが解明さているんだな、と思う。

保育でも、脳や発育に関することがわかっていて、子どもと接するのと、「昔ながら」の常識に囚われているのとは大きく、違う。 車のナビを見ながら、初めての目的地に向かうのと、ナビも地図もなく、交差点に差し掛かり右折左折直進を、”多分こっち”というようにカンで決める程の違いがあると思う。

チンパンジーが自立して生活できるようになるには、生後5−6年かかるので、次の子供を産むことができるようになる出産間隔は5−7年と言われています。 ヒトは、12−15ヶ月。生後8ヶ月を過ぎると、赤ちゃんはママのお膝から降りて、ハイハイをして自立に向かい、その時に祖父母やご近所が育児を手伝うので、次の子どもの準備ができる、と言われています。 私も、金沢の下町で、実家の住み込みの従業員、祖父祖母、向こう三軒両隣、にお世話になりました。 チンパンジーとヒトの違いは、集団で育児をするか、しないか。集団でするには、言葉をはじめ、集団のルールや感情コントロールする自律が必要で、これもヒトがチンパンジーと違うところ。 ちなみに、チンパンジーと人のDNA塩基配列は98.8%と同じということです。

「孤立育児」という言葉を、保育の研修などで聞く機会があります。 チンパンジーとヒトの違いは、集団で子供を育てるところにあるのですが、社会情勢・家庭環境の違いから、自宅で赤ちゃんと母親が「孤立」して存在し、母親のみが「育児」の責任を負う、という家庭環境です。和光では、子育て支援センター、認定こども園がその「子ども社会」を提供し、母親の孤立が内容な福祉事業を行っています。 支援センターや保育園・こども園の環境整備には億単位の税金が必要ですが、日常的に「孤立」を感じさせない工夫・アイディアについて保育ジャーナルで読みました。 紙おむつにちょとした仕掛けがあり、母親の脳波を調べるとポジティブな信号が出ていることが証明さfれた、とのこと。 すでに、使われているご家庭も多いともいますが、この紙おむつです。 ちょっとしたアイディアですが、AIでは思いつかなかった、ヒトならではの工夫だと思います。