週末

かんじ

iPhoneの「インターネット共有」を使って、Macbookで仕事や調べ物をしていたら、8日の早朝に「通信速度を低速にしました」とのメールが。 それ以来、ネットのスピードは20年ほど前に逆戻り。 もちろん、WiFiなどない時代、ブロードバンドがようやく普及し始めた頃のブロードバンド会社の宣伝は、www=world wide waitであったことを思い出しました。ダイアルアップ時代のスピードに戻り、flashや写真のあるページは開けず、メールに添付された資料はダウンロードに時間がかかります。 水道や電気といった生活インフラの一つになったと、実感。ポケットWiFiが届くまでの辛抱。 それまでは、写真の添付は出来ないのが残念です。

大学時代に一般教養で哲学のクラスを受講したことのある神父様の本をネット(速度が落ちる前です)で購入し(古い本なので、Kindleにはなっていませんでした)、部屋で筋トレのストレッチしがなら4日で読みました。 ドイツ人ですので、日本語は外国語。 イエズス会から日本に派遣される前に、中国哲学を学ばれた、と書かれていました。 なので、漢字の意味・由来、奥深さについては、非母語者の視点から、大変に興味をもたれているようです。もの心ついた時から、漢字があり、あまり間違えないでそれを使うことができる我々より、漢字について興味があると、当たり前だけど見過ごしていたことに気づきます。例えば、

「危機」という2文字。 「危」はなんだか、あぶない、怖そうだ、近寄らないでおこう、と直感的に意味を読み取ることができます。大型タンクローリーのナンバープレートの横あたりに「危」とか書いてあると、ちょっと車間距離を長めに取ろうと思いますよね。

次に「機」。 これは「機会」、つまり”チャンス”です。 ですから、「危機」は、「危ないけど、(乗り越えれば) 絶好のチャンス」。

「危機」という漢字を見て、”危ない”とだけ受け止めるか、”危ないけど、その先には更なる成長の機会・チャンスが開かれている”、ととるか。 私は、もちろん後者です。