発育

りょうしん

「良心」とは文字通り、良い心。

人の”心”はいつ頃から芽生、どのように変化し(内外的環境の影響)、定着するのでしょうか。心はどこにあるのでしょうか?  心は脳なのでしょうか? それこそ、「心臓」なのでしょうか? これは医学であり、心理学であり、神学でもありますね。だから、深いです。

ひょっとしたことから、心はオモテに出て来ます。ひょっこりと。人の行動・発言の中に。 「ありがとう」「おはよう」「ご苦労様」と言った何気なく発せられる言葉からはポジティブな心が現れ、人は幸福を感じます。 反対に、乱暴な言葉や犯罪といったネガティブな心の現れもありますね。 犯罪については、「ケーキの切れない非行少年たち」(宮口幸治著 新潮新書)では、脳の障害によるものという実例を挙げ解説していますが、それほど心=脳なのだと考えます。

ここで本題。 昨日、新型コロナウイルス感染拡大時の認定こども園の対応について、文部科学省と厚生労働省から通達がありました。 その中で、「卒園式、入園式(多くの人が集まる会合)では、手・指のアルコール消毒、検温、換気の徹底を行い、実施すること」とあります。 和光では、12月から登園時に非接触型体温計で園児の体温を計測して、発熱がないことの確認を行なっています。そのために、同じく学童クラブ和光、子育て支援センター和光でも検温を開始しすべく、通販のサイトをチェックすると、11月に2,810円で購入した商品は「売り切れ」、仕方なく一番安い5,980円の商品を購入。 マスクが品薄となった10日ほど前に、フリマで高額な取引を規制する動きがあったり、高値で転売することを批判するマスコミの報道がありました。 高額で転売した人が「こんな値段で売れるとは思っていなかった。少し、良心の呵責を感じる」と後悔の念を声にしていました。 良心がある人なんだな、と妙に感心しました。

善悪の判断、これは幼児期にどれだけの場面に出会い、その時に大人が見せたお手本によるものが一生続くと思います。 平和を愛する心と同じですね。

写真の解説:11月に2,810円で購入した体温計が、このサイトでは18,900円に。それでも最も安く、ほかの機種は35,000円超えです。「買い占め」ではなく「需要急増」。 ダイナミック・プライシングです、と言えばそれまでですが、”お天道様は見てるよ!”と思います。需要と在庫のデータから、AIが値段をつけたとすると、この比喩は意味を無さないですが。残念がなら。