これは、「ナイス」と思わず膝わたたくネット記事。
安倍さんも、（本当はマスクの様に売り切れ続出で空になった商品棚、困った消費者の様子を映像で流し続けることを期待していたかのようにまで思える、最近の）マスコミまでが、国内生産が９０％以上、十分な在庫がある、と伝えても、それでも必要以上に買う＝買いだめ、の連鎖が止まらず。そこで流通の雄であるイトー・ヨーカドーが打った手が、素晴らしい。 久々に、お店の営業とコミュニケーションのスペシャリストが思いついた「お一人様１０個まで」の表示と、ど迫力の商品の展示の方法。 見た目にとてもインパクトがあり、コピーを見て「ニヤリ」と思った。 これを見て、買い急ぐ人はいるだろうか？ 「なーんだ、たくさんあるね」と安心して、ゆとりを持って、他の売り場でかい回る、このお店は、消費者のことをよくわかっている、と益々ファンが増えると思います。
同社のHPで「ごあいさつ」を読むと、その一つは次の通り。
「お客さまの声に誠実に耳を傾け、お客さまがいまお望みの商品やサービスを実現することで、くらしに豊かさを提供する」
社是や理念は額縁に入れておくものではなく、いつも身につけて実行するためにある、とGM勤務時代に言われ続けました。 今回の同社の対応は、社是に沿ったものだし、実行する社員もなんのためらいもなく、自信を持って企画・立案・実行ができたと思う。 これを大手メディア以外に取り上げさせたことも、まさしく「プロの仕業」ですね。
