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ちゃんす

ここ半年で、日本社会は大きく変わったと思う。

一つは、キャッシュレス社会への遅まきながらの大きな前進。 カード利用明細を見ると、普段は引かれるばかりなのに(当たり前ですよね)、1月の明細から、12月にスーパーで買い物した金額の何%かが、「ー52円 マルエーコダツノテン」として「入金」されている。 お店の方も、少額でもこちらがカードを使うことを遠慮しないでいいような、雰囲気になってきた。

二つ目は、新型コロナウイルス。他の国のことが、我が町の問題へと移り変わるのには1ヶ月半しか掛からなかった。 小中高・特別支援学校への休校の要請は、日本が「平時」から「有事」になった、との宣言です。 相変わらず「対応が後手後手」「聞いていない」「説明不足」ばかりのメディアもあれば、その都度上がってくる現場の声に真摯に耳を傾け、不眠不休で施策の立案に邁進する霞ヶ関の人々がおり、少々のタイムラグをおいて、当初間に合わなかった指針が出てきています。厚労省からの最新情報は3月7日の午前1時20分です。

テレワークしてみたら、初めて無駄な外出や出張に気づいた、通勤往復時間がないだけ、効率が上がる、などの「働きかた改革」を機にせず体験し、新型コロナウイルス収束後には、日本の労働生産性も上がると思います。(2017年のOECD調査で対象の35か国の21位、1位のアイルランドの半分です。簡単にいうと、日本人が8時間かけてやる仕事を、アイルランドの人が4時間で終わらせている、ということ。)

タイムラグはいつものこと。 平成27年度に「子ども子育て新支援制度」ができ、和光も保育園から幼保連携型認定こども園に移行した際も、保育・教育要綱と設置に関する法律はありましたが、具体的なことは年度が始まってから。 同時に始まった「保育士等の処遇改善手当」についても、年度が始まってから(=新年度の給与辞令を出した後)に額が決まったり。 この手当については、毎年”現場の声”を汲み取って、事務負担の内容にという「アップデート」がなされています。

10時発の飛行機に乗るのに、「まだ、準備が完璧ではない、もう少し出発遅らせて。 無理!」ではなくて、「とりあえず、飛行機に乗って、足りないものがあったら現地で買おう」

添付の学童保育利用に関する厚労省の通達に対して、保育仲間のFBでは、「そんなの、とっくにやってるよ」でした。 自分で考えて、ベストな解をだし、仲間・周りを巻き込んで、実行に移す、「自分で乗り遅れて文句をいう人より」より「まずは、乗る」ような人材を和光では育てたいと思います。 厳しい時をチャンスとするか、人のせいにして誰かが問題を解消してくれるのを待つか、人それぞれ。 阪神淡路大震災、東日本大震災、の後に国民が一致団結して、日本が復興したように、新型コロナウイルス感染を乗り越えた先には、ステップした社会があると思います。

 

https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/000604481.pdf