出張

たのしそう

6時15分に自宅出発。順調に駆け抜けて、7時に小松空港到着。

ターミナルビルに入ると、そこには、なんと。 ゆうたくんがママと。 週末など、園以外で保護者と一緒の園児に偶然出会うことはままあります。育ちのステージによりますが、半分くらいは「この人=園にいる人」と結びつけるところまでたどり着かずに、「この人=知らない」となりますが、ゆうたくんは「あー、えんちょうせんせー」と目あうと、先に声をかけてくれました。「だれかわかる?」と聞くと「えんちょうせんせー」と手を振ってくれる。うれしいね。 ほぼ同時刻出発の別会社便だったらしく、機内ではあいませんでしたが、実に楽しそうな笑顔でした。 また、出発ロビーには大勢の修学旅行団体。 中学生かな? 楽しそうでした。

11時から、全国私立保育園連盟の月例会議。8月は休会だったので、2ヶ月ぶりの蔵前です。11月のハンガリー研修、2月のシンガポール研修の目的、課題の確認と募集状況など。 シンガポールは今年同様、来年も担当なので、目的に合致する訪問先の手配をしていますが、ロジ手配に漏れがないか、予算は黒字になるかなどを他の委員と検証。 お弁当をいただきながら、打ち合わせを続け、その間に雑談。 政府、都の待機児童対策が子どもの人権や幸福につながっているのか、など。また、行事の立案プロセスやアレルギー児への安全対策など、情報交換。

14時から、ハンガリー研修の事前勉強会。 現地研修に参加予定者も含めて、45人の満員御礼。 3年前に現地見学に行きましたが、その後の国の制度改革により、現場がどのように対応しているか、変わるもの、変わらないもの、その見極めがどのように現地の現場で行われているか、現地事情に精通したコンサルタントからのプレゼンを聞きました。 制度は変わる、これは洋の東西を問わずあること。当たり前。 園経営にはそれを先読みして備える能力と、現場を変えていく対話力がポイントとなる。

15時半から、愛知県から参加の園長による「一人ひとりを大切にする保育」についての実践発表。コンサルの話より1万倍面白い。園が楽しそう。かいつまんで、内容を:

1) 7年前から、「させる」から「手助けをする」保育に切り替えた。発展途上だが、成果はドンドン現れている。

2)遊んでいないおもちゃは、先生が片付ければいい  その状態が続くと、子供達が片付けられるように自然になっていた。 片付けさせよう、身につけさせよう、とは思わない  一緒に片付けると、「一緒に片付けよう」とこちらから言われないと園児は片付けない(反応しない)

2) 遊ばなかったら、配置を変える。 なぜ、遊ばないのか?と訳を考える 遊べ、(無理に)遊ぼうとは誘わない。それは先生が遊んでいるだけ。

3) 子どもが夢中になって遊ぶと静かになる。 騒いでいる、叫んでいる必要がない アピールしなくても、先生が見守ってくれている  大きな声を上げる必要がない。用事があれば、その子のそばに行ってその子に聞こえる声の大きさで伝える  遠くから声かけするから声が大きくなる

そして、そもそも見て楽しそうな遊び場に

基本が大切だ、ということです。変化をしつつ。また、結果を焦っても現場との対話がなければ実現しない、など生々しい経験談をサラリとおっしゃる園長に感服。

日帰りですが、月末進行の事務が明日私を迎えてくれることになっています。

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