8時半から「保育環境評価スケール」の実践研修。
和光でも26年度より毎年度1回の評価を受診しています。今年度は今週金曜日。 米国で開発された「評価=ものさし」で保育の物的、人的環境を具体的に点数化します。今回は、12人の園長、保育士、教諭が関西、九州、石川から集まり、3時間の保育室、園庭で行われる活動をものさしに合わせて、点数化。 各自の点数をその理由を添えて、午後に発表し、リーダーの同志社女子大学の埋橋教授がまとめ、解説してくれます。
さすがに、各園からの評価者のコメントや埋橋先生の評価は適切。 園児、先生の動き、ことば、それに家具のレイアウトやおもちゃの数、絵本の種類と場所など、物的環境をチェックしていきます。見逃していた物的環境や聞き逃していた園児のつぶやきなど、「あのとき、あの園児がこういったのに、先生はこういう風に反応した、それは適切であった・・・」という具合に。 保育室に入った途端に、このクラスではいまどんな活動に園児が興味があり、邁進しているか、それを保育士たちがどのように、導いているか・・・。 お店に入ったときに、店の印象(食べ物の美味しさは店員さんの動きや受け答えで食べる前からだいたいわかってしまうものですよね)が決まるように、保育室にも入った瞬間の世界観があると、そのときに判断できるセンスを磨くのは、他の園の見学や話し合いだな、と今日の研修を振り返りました。
園全体として、身体能力の育みを、心の育ちの基本として取り組んでおり、運動用具の数と工夫に圧倒される者がありました。これも、行ってみなければ自分のレベルがわからない、とう発見でした。