6月末締め切りの書類は膨大。
締め切りの日程と重要度によって優先順位をつけて、今日の仕事の段取りを朝の通勤途中であれこれ。 夜に入ったメールもiPhoneで確認できるのですが、朝入ったメールをみて、最終的な段取り決定。 同じようなデータ調査、実は回答の必要のないといった回答依頼がまで混じっているので、櫃筋縄では行かない。 カッカしてもしょうがないのですが、残り時間が限られるので、新規の用件はなるべくないことを祈りつつ、という感じ。
社会福祉法人の決算については、ネットでアップロードし、誰でも見られるようなシステムが今年6月に稼働しました。 これは相当便利ですが、データのインプットが結構大変。 しかし、データを入れながら、結果の振り返りもできたりして、まんざら悪くもないです。
さて、文部科学省から小学校の新学習指導要領の解説が出されました。 https://ictconnect21.jp/news_170621_001/
総則を読むと、なかなかいいです。 以下、幼保連携型認定こども園でも意識して、日頃の「遊びを通しての学び」を組み立ててゆく必要があります。
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学校,家庭,地域の関係者が幅広く共 有し活用できる「学びの地図」としての役割を果たすことができるよう,次 の6点にわたってその枠組みを改善するとともに,各学校において教育課程 を軸に学校教育の改善・充実の好循環を生み出す「カリキュラム・マネジメ ント」の実現を目指すことなどが求められた。
① 「何ができるようになるか」(育成を目指す資質・能力)
② 「何を学ぶか」 (教科等を学ぶ意義と,教科等間・学校段階間のつなが りを踏まえた教育課程の編成)
③ 「どのように学ぶか」 (各教科等の指導計画の作成と実施,学習・指導 の改善・充実)
④ 「子供一人一人の発達をどのように支援するか」 (子供の発達を踏まえ た指導)
⑤ 「何が身に付いたか」(学習評価の充実)
⑥ 「実施するために何が必要か」 (学習指導要領等の理念を実現するため に必要な方策)
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仕事の段取り力は知識ではなく、応用です。柔軟性をもった応用でしょうか。 もちろん、基本的な学力や知識がなければ、仕事のアウトプットの質は低くて使い物にならないです。 また、何を学ぶか、どう学ぶか、は時代に即したものでなければなりません。私が小学生、中学生のころは、電卓ではなくてソロバン教室で学んだソロバンと暗算。 ネットではなくて百科事典とそこいらの事実。 電子メールではなくて手紙。 今回の総則の初めにこの時代の変化を強く意識した文章があることはかなりいいと思います。 また、「よさ、正しさ、美しさ」を人間の力として挙げていることにほっとします。
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今の子供たちやこれから誕生する子供たちが,成人して社会で活躍する頃 には,我が国は厳しい挑戦の時代を迎えていると予想される。生産年齢人口 の減少,グローバル化の進展や絶え間ない技術革新等により,社会構造や雇 用環境は大きく,また急速に変化しており,予測が困難な時代となっている。 また,急激な少子高齢化が進む中で成熟社会を迎えた我が国にあっては,一 人一人が持続可能な社会の担い手として,その多様性を原動力とし,質的な 豊かさを伴った個人と社会の成長につながる新たな価値を生み出していくこ とが期待される。
こうした変化の一つとして,人工知能(AI)の飛躍的な進化を挙げるこ とができる。人工知能が自ら知識を概念的に理解し,思考し始めているとも 言われ,雇用の在り方や学校において獲得する知識の意味にも大きな変化を もたらすのではないかとの予測も示されている。このことは同時に,人工知 能がどれだけ進化し思考できるようになったとしても,その思考の目的を与 えたり,目的のよさ・正しさ・美しさを判断したりできるのは人間の最も大 きな強みであるということの再認識につながっている。
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ほぼ一日、園長室で事務の山と格闘していると、「えんちょーせんせー」とロビーのカウンターから背伸びをして顔を出して、応援してくれることもたち。 それから、書類を取りに事務スペースまで行ったときに、「さよーならー」のニコニコ顔で挨拶してくれるこどもたち。相当恵まれた仕事環境だと思います。がんばろっと。