ご本人は、今日の朝刊の紙面で受賞を実感した、とおっしゃっていますが、ノーベル化学賞を受賞された旭化成名誉フェローの吉田さん。
その朝刊には、「無駄なことをたくさんすること」が大切だ、とのコメントが目を引きました。 自分も随分無駄なことをやっているな、と言い訳探しのようですが、学びのない無駄はいけませんが、失敗や挫折は「やり遂げる力」への道ですね。 スイッチをOFFにすれば、リセットボタンを押せば、すぐに何もなかったかのように最初からやり直せるテレビゲーム世代へのメッセージとして受け取ることができると思います。 ノーベル賞受賞者の方のインタビューやその記事を読むにつけ、発言や受け答えが「面白い人」が多いと思いませんか? ”無駄なことをしてきた結果なのでしょうかね。
こどもたちには、無駄な経験はないな、と今日はクラスを巡回しながら思います。 園庭でも、お散歩で靴を脱いだり、履いたりするときも。 ころんで、ひざっ小僧を擦りむいたときも、じゃんけんで負けた時も。 砂で、料理をつくったり、ロケットの塗り絵で真っ赤に塗り上げることも、手を動かし、頭を動かした結果だから、無駄ではないですね。 でも、還暦すぎると短気になるので、細かいこと、直感で賛成できないことについては、すぐに「それは時間のむだ!」とか思ってしまうのが、私の欠点です。