「文化の伝承」を行うべし、と保育所運営のバイブルの保育所保育指針には書いてある。
日本文化、日本の伝統の遊び、和食、和菓子、とても大切。アニメやテレビゲームもクールな日本文化ですが、どちらかといえば、わらべうた、すごろく、ふくわらい(ご存知ですか?)、百人一首をつかった”ぼうずめくり”(現代ではかなり危ない単語?)が、遊びとしては伝えてゆきたいアイテム。
と、いうわけで新年のスタート、今週から青組にすごろく、福笑いの遊びが始まりました。それぞれの年齢・興味にあったすごろく。アニメキャラクターすごろくはご自宅で、保育園では「交通安全すごろく」「どうぶつすごろく」で盛り上がります。ルールを理解する、ルールを守る、たのしむ。5-6人でのゲームは小さな社会が形成されてみていておもしろい。だから、伝承といわれるくらい、長続きするあそびなんだろう。
「あー、それだめねんぞ」
「いーげんぞ」
「だめやって」
とかのやり取りから、いろいろ学んでいます。
小学生の頃、つまり半世紀前近く、金沢の下町育ちの私は、公民館で開かれる「はたげんぺい」という「文化の伝承」そのまんま、といった遊びを大人、年上の近所のおにいちゃん、に教えてもらいながらやったけど、ルールが理解できずに春が来て、次の年も理解できず、といった苦い思い出も。今月は文化伝承遊びを続けてゆきたいと思います。ぜひ、ご自宅でも親戚のおにいちゃん、おねいちゃんが集まった時に、すごろくやわらべうたで盛り上がっては?