安倍首相の米国上下院合同議会での演説の原稿を朝刊で読みながら、考えた。
ダニエル・イノウエ上院議員、スノーデン海兵隊中佐の部分、「焦土と化した日本に、子供たちの飲むミルク、身につけるセーターが毎月毎月米国の市民から届きました。羊も2036頭、やってきました。」の部分です。キャロル・キングの歌の部分も、グッときますね。うまい。同世代であることを再認識。
読んだ朝刊の一面トップはもちろん、米議会での演説ですが、ネットでアメリカの大手地方紙(全国紙は一紙しかない)を見ましたが、バルチモアの暴動についての記事がトップで、演説の議事は見当たらず。
視点。自分が、あるいは自分の国にとって重要だ、と思っていても、他国は案外関心がなかったり。これは、じつに日頃の生活でも言えることです。こんなに頑張っているのに、が通じなかったり、大したことではない、と思っていることが、実は多くの方の関心事であったり。故意に大事にしたいという人がいたり、静かにしておきたいという人がいたり。大事だと思ったら、実は本人がそう思っているだけだったり、大事なのに本人が気づかなかったり。世の中には、国外には、たくさんの視点、関心事、重要問題があるわけです。その中から、自分の思考回路や価値観にあった情報ルートをもって、自分の考えを確認したり、ひょっとしたら違うんじゃない、という考えをもったり、これは大切だと思います。