少し寝坊してホテルの部屋で来月のシンガポール現場研修の資料を作り、GMの友人とランチ。
総務省統計局によると、日本の人口は今年の11月1日の推定値で去年の同じ時期と比較して19万人減少した。http://www.stat.go.jp/data/jinsui/new.htm
日頃から、”保育士不足”が報道されているが、日本の人口自体が減っている。19万人は金沢の人口の約半分。一年で日本から居なくなった。単純に言って、働く人も減っているわけで、輸入車販売の最前線でもセールス不足が常態化していて、最大手のY社でもそれは深刻な問題だとか。自動車自体にワクワクする若者(誠にざっくりとした曖昧な言い方ですが)が減り、若者自体もへり、輸入車販売にワクワクする、プライドを感じる層が少なくなっているとか。保育士だけが足りないわけではなく、セールスも、建築業界も”不足”しているわけです。人口が減り、”不足”しているのはどの業界も共通の問題であり、”土俵”は同じ。決まった労働人口から自分の会社、園に就職し、活躍し、社会の構成員として税金を払い、社会保障を支え、子孫を増やし、社会を豊かに発展させる、少ない人口を取り合うには、会社の存在意義や園・学校の存在価値を高め、就職してもらうことが大切。
午後は、園のIT運営に関する研修で、前半がタブレットを使ってのこどもの想像力・創意工夫の力をつける内容、後半は先に書いた園の存在価値を高め、質の高い教育・保育を提供する園運営の方法、つまり少子化の中でも定員が確保でき、安定した経営資源を確保し、持続的に質の高い教育・保育を提供し、質の高い保育教諭を育て・・・という成功のスパイラルを生む第一歩の踏み出し方のセミナー。聞きながら、友人との”不足”問題の解決方法と同じだな、と考えました。
セミナー終了後、大急ぎで羽田に。師走で金曜日の夕方、今年の仕事の追い込み作業をするビジネス客で仕事場は満員。経済活動に活気があることを具体的に強く感じる瞬間です。TVニュースで”景気回復の実感が無い、政府が悪い”なんて人のせいにする人たちばかりを取り上げず、また景気といえば爆買いの報道しかしないのではなく、こんな仕事場の当たり前の光景を伝えるべきだ、と感じます。
このセミナーは、昨年園のHPをリニューアル以来お世話になっているサンロフト社が開いたセミナー。園にいると、聞くより話すことが多く、インプットが少ないので、いろんな研修で、話を聞いて、インプットすることが大切。今回もたくさんのインプットがあった1.5日でした。担当の永井さんにも久々にお会いでき、リニューアルのお礼を言えたのも収穫でした。http://www.sunloft.co.jp
小松到着は9時、自宅には10時前に到着できるか、師走師走だな。