整理整頓にはうるさい方です。
出しっぱなしになっていたり、汚れていたり、真っ直ぐになっていなかったりすると、嫌です。匂いにも敏感な方です。タバコの匂い、居酒屋さんの匂い、下水管の匂いには敏感に反応する方で、楽しい宴会のあと、自宅で即選択とシャワー。神経質、と言ってもいいかも。
ヒルズアカデミーで、イタリア北部の小都市「レッジオ・エミリア市」が取り組んでいる幼児教育のセミナーに出席しました。会場は、あの六本木ヒルズの49階。窓の外は、かなり見ごたえのある夜景。階段教室のセミナールームで300人。イタリアから市内の幼稚園から教師が2名参加。イタリア語の通訳(日本人)を通して3時間弱のセミナーでした。
市の幼児教育指針には「教育は、すべての人、すべての子どもの権利であり、それはコミュニテイの責任である。」とある。市全体で街の広場でのお祭りや園内の行事を通じて、市民全体で市の子どもたちを育てる。園の日課は子供達の主体的な自由遊びを通しての学びや学び合い。特に、美術や音を通しての時間が大切にされている。園内は、美術の材料がプラスチック玩具より圧倒的に多く、光や影、色彩、自由に絵を描き、自らを表現する場所がふんだんにある。
・ 子どもが主体。
・ 学校は生き物で、常に人によって成長させられ、変化していく
・ 学校はまず、美しくなければならない 美しい=怖くない=堅苦しく考えない
・ 美は生きることに関係している、学校は生きる空間、美の感覚を忘れてはいけない
と語る教師。その通りだ! 園児にとって意味のない大人の自己満即の為の、あるいは賞味期限が切れた壁面装飾は即撤去。青組の白かべも塗り直しだ・・・と頭に浮かぶ。
1月半ばに訪問したシンガポールの保育園、幼稚園の3園がレッジオ・エミリアのアプローチを取り入れており、園長の説明を経て、レッジオ・エミリアに興味を持った次第。土曜日の午後も勉強会の第二部。これは楽しみだ。