出張でもプライベートでも旅行の楽しみは「ちがう」を体験することだともう。
金沢から大阪に行っただけでも、言葉も習慣も(例えば、エスカレーターの立つ位置)、味付けも違うし、大阪に来たな、と思う。車だと、滋賀県に入ると天気まで違うことがある。特に冬場。今回の札幌、まず気温が違う。空港から市内に向かう車窓から見える家の形も、スーパーの看板も、違う。だから、面白いし、違うところに来たことを実感して、嬉しくなる。海外もそうです。先月行ったシンガポールは1月なのでに暑い。街並みは清潔で人の姿はアジアなのであまり変わりませんが、ホテルではウオッシュレットじゃないし、電源の差し込み口の形も違う。看板も話す言葉も日本語ではない。だから、シミジミ海外にキタんだ、と嬉しくなる。つまり、違うと嬉しい。違うと気づくと、面白いと思うし、楽しい。家に帰って、”いつも”を時間すると安心し、また、嬉しくも感じる。
しかし、仕事についていうと「違う」は「困る」と翻訳されがち。また、これまでと違うことを始めても、そのうち”なれて”しまい、また普通になってしまうし、面白さも愉快さも楽しさもなくなり、フツーになってしまう。企業経営者には「停滞は悪、停滞は企業価値を定価させる、そのうちの倒産への始まり」という文脈をよく目にする。その通りだと思う。シャープ、東芝とパナソニックを比べるとわかる。だから、和光でも停滞は悪だと思う。来年度の年間指導計画、これも停滞しない内容にするわけです。
研修二日目。内容は、「異文化体験」。 言葉や気温や人種の違いはわかりやすい違いですが、価値観、思考回路、文化・宗教的な理由など、違いの背景を理解すると、なぜがわかる。とてもわかりやすい、違いがわかる異文化を人工的に3パターン創り出し、それぞれのパターンで違うパターンとの議論を進め合意点を見つけ出す研修。3回目ですが、毎回参加者が違うので、それぞれの参加者の反応や演技振りを見ると面白い。今回も人が学び、変わり、納得してゆく過程を見ることができて収穫の多い研修でした。
小松の悪天候で80分出発時間が遅れます。てっきり、札幌の天気が原因かと思ったのですが、これも思い込みや経験が”悪さ”している、と研修終わったばかりなのに何にも学んでないな、と反省。これの繰り返しですな。