昨晩の「クローズアップ現代」ご覧になりましたか?
午睡中の園児が窒息死した事件を中心に、保育現場の問題点を数点の切り口で話を進めます。
うつぶせ寝の危険については広く知られているが事故は起きています。午睡中の園児の息を確かめる”ブレスチェック”は園では当たり前の確認事項ですが、それが行われておらず、また園児を早く寝かしつけようとして布団をたくさんかぶせ、寝あとから行事の準備に入り、ブレスチェックが行われていなかった、というのが今回番組で取り上げられていたケース。
給与水準の話、待機児童の話、とそれぞれの切り口は根っこでつながっているけど正解ではないと思う。今回の事故の原因は「保育の目的=子どもの最善の利益を優先する」に照らし合わせて行動しなかった点ににある。後付の理由が、給与水準や待機児童の話。何を最優先にして子どもと接するか、迷った時には何を最終的な判断材料として行動するか?園長がいなくても、個々の判断で正解が得られるか。シンプルに「子どもの最善の利益を優先してるか?」が何よりもすぐに頭に浮かばなけらばならない。自分もできていないことがある、しかし振り返って反省するときにモノサシとして使うのが、「子どもの最善の利益を優先としているか」である。
園内研修でこの番組を取り上げ、さいど私たちの存在価値、保育の目的を確認します。