会議・勉強

りずむ

L1010242L1010244午前中、横浜で防災関係の打ち合わせ。12時から全国私立保育園連盟の月例会議。

月例会議は子どもを中心とした保育行政、保育システム、そして保育園の役割について連盟の常任理事からの講話。2月の神戸での研究大会では「子どもの権利条約と日本の育児・保育について」をテーマにセミナーを開く予定。園児が思う存分遊べて、その中からの育ちを保証する、育つ環境を理論的に計画的に準備する役割を保育者は担っており小学校への連携を視野にどう活動するか、について認識を一つにしました。

15時から、「ハンガリーの自尊心を育む保育」の勉強会。昨年11月に現地で実践研修を受けましたが、今年も全私保連がハンガリー保育実践研修会を企画し、今日は今年の参加者も参加しての事前勉強会でもありました。ハンガリーと日本とは、園児数に対する保育士の配置基準等の保育園運営に関する類似点も多く、「そもそも行政上の仕組みが違う」といった問題も無し。0歳児が3歳になるまで同じ保育士と同じ保育室で生活する(専任制)といった特徴があり、これをそのまま日本でも取り入れている保育園もあります。それに対しては賛否両論。ただ、保育方法は単一ではないし、多様性があって当たり前。その中から、自園にあったアイディアを取り入れ、各園の独自性を出す。これは見守る保育でも同じ。

勉強会で「なるほど」と思ったのは、ゴミはゴミ箱へ、トイレの後は手を洗う、借りた物は返す、といったモラル教育は0歳からの毎日の語りかけの中で伝えてゆく。自分の国の文化を知り、歴史に刻まれた文化を受け継いでゆくという責任、誰しも誇りに思える事はあるという自信を大切にしている、という保育。また、リズム感は身体運動だけではなく、頭の中でも、例えば仕事の段取りや先を読んでの行動などの基礎となり、学習面でも好影響を与える、など再認識する事となりました。来年度からの「幼保連携型認定こども園」。今週から、園ではカリキュラムの作成をスタートしますが、多いに参考になる会でした。