9時にレッジョ・エミリア国際センターに到着。 気温は10度以下ですが、20分ほど歩いているうちに平気に。
9時から、素材の大切さについての講義の後に、実際に2テーブルに分かれて、紙素材、それ以外の素材に絵を描く。 素材はそれこそ様々。 しかし、どれも空白で、絵やロゴや商品などが印刷されたものはなく、素材の持つ独特の”顔”や”皮膚”が感じられ、それに選んだ道具(鉛筆、ペン、マーカーなど)で自分の頭にあるイメージを写してゆく。 素材の美しさを生かしてゆく、素材との対話があり、そこから新しい発想が生まれてゆく、という過程を体験。 発表者の意見を聞きながら、なるほど。 学者や保育者の作品ですが、子供のそれには敵わない(という、ビートたけしさんの言葉を思い浮かべた)。
ランチの後は、デジタル機器を使っての表現の進化と多様性についての実例の講義。 自然の偉大さです。
・自然は形のあるものに法則を与える
・自然は人間がなくても、自然にある
・人間が自然を支配すると考えるのは間違えであり、子供たちは自然の中に生きていて、その一部であるということを、保育者も感じ取ってカリキュラムを組むこと大切。
そして、”デジタル=学びのチャンス”であり、技術進歩を通して子供たちも新しい概念を手に入れてゆく、
”大自然の前には、人間は小さいもの”という言葉は、日常的に、あるいは大災害の時によく言われる言葉。 ”人間レベル”での変化は日常茶飯事であり、大自然と長い歴史から考えると取るに足りない。
朝イチでテレビでトランプ候補の優勢を確認し、午前の講義が始まる頃に、選挙結果を聞いた時に、これから起こる、これまでの常識や枠組みが通用しなくなり、新しいそれが組み立てられてゆき、そこにはこれまで気づかなかったチャンスもワンサカある、そんな想いです。 青色=クリントン候補以外に滞在したことのある州はどれだけありますか? 日本が知っているアメリカは半分以下であることが、証明されたわけです。 結果は変わらない、なら自分が変わらなければ。 これは、仕事や対人関係でも同じですね。
夕食は、パルジメジャン・チーズのご当地でもあり、見学後に1年分くらいいただきました。