今日は、1月神戸で行われる全国保育総合研修会の分科会を担当する「こどもの権利条約」の勉強会を2時間程、月例会議の前に行いました。臨床心理士の方が編集した「子どもの権利条約・絵図鑑」は和光の図書貸し出しコーナーに蔵書しているので、見かけた事がある保護者の方もいらっしゃるかと思います。是非、借り出してよんでください。
勉強会の内容は、「権利とはなにか」といった法律議論ではなく、子供たちの健やかな育ちを保証するには、大人としてどういうことを守り、行動しなければならないか、とうもの。子供たちとの関わりにはいろんな場面がある。子供たちはいろんなサインを送ってくる。子供たちはいろんな表情をする、話しかけてくる、行動をする。それぞれ一人一人違う場面もあれば、同じ場面もある。子供たちの訴えは何か?いろんな、ややこしいことも、実は根っこは一つ。「子供たちは応えて欲しい」のです。「応えて欲しい」から、いろんな、時には厄介な行動を起こしたたり、気に障る言葉を使ったりする。大人だって同じ。
子どもの中には、全ての能力が備わっていて、その中にあるものを取り出す関わりが子育てであり、保育。「教え込む」とは正反対。カタカタでいえば、「ポテンシャルを引き出す」。これも、部下を育てる際の上司の行動と同じ。
応答してもらった時の、心理変化、つまり嬉しい。無視された時の、心理変化。悲しい。
教えてもらう、うれしい。教えられる、つまんない。
さきちゃん、なっちゃんからランチに誘われると嬉しい。これからは、「もうちょっと、待って、後で行くから」とは言わないようにしよう、と思った。悲しいだろうし。そりゃそうだ。「受容的な応答関係を築く」という、と臨床心理士の先生から教えてもらった。言葉は難しいけど、なんだか分かるな。