出張

やまぼうし

前日の体調不良を引きずったまま、すこし遅め、7時15分に自宅出発。

宝塚市の「やまぼうし保育園」には10時45分の到着。ハンガリー・マイバ保育の日本の総本山のような存在で、その吉本園長は著書や講演も多く、一度訪ねてみたい保育園でした。シンガポールから15人の保育研究団体・保育園/幼稚園の園長が参加した勉強会で、園内見学と意見交換。1時間程の遅刻だったので、園見学は30分程でしたが、とにかくおもちゃが豊富。狙い、数、工夫が目に飛び込んでくる。0−2歳児は専任制、3−5歳は異年齢児での保育。0−2歳で丁寧な関わり、愛されていると実感する育ちは、3歳以上になり異年齢の子ども集団でも子ども同士がまとまり、安定した育ちが見て取れる。大まかにいうとこうなります。「葛藤」「けんか」から学ぶものも多いので、平和なだけじゃ・・・、という意見があるのも確か。

昼食を挟んで、摂津市にある市立保育園。支援センター、児童相談所も併設された公立の施設。ここでは、和光とにていて、0−2歳が1階の大部屋、3−5歳が2階で大部屋の保育。ドアの向こうは廊下が無くて、すべて保育室、という保育園。平成12年に開園しているので、大部屋形式の保育はそれほど歴史の浅いものでもないし、和光の設計者と横浜の保育園を見学に行った際も、大部屋だったな、と思った次第。大部屋の中でも工夫は、いろいろ見せて頂きました。簡単な所から始めます。

夕食をとりながら、同志社女子大の埋橋教授、大阪の幼稚園の園長と振り返り。幼稚園と保育園との実質的な壁、内容の違いはない、との結論。幼稚園は小学校教育の先取り授業してる、保育園は遊んでるだけ、は大きな誤解。「もー、幼稚園ってみんな遊びながら学んでるんですよ、勉強なんて意識した事無いですよ」と幼稚園の園長。

明日は、神戸大学付属幼稚園、神戸市立神戸幼稚園、神戸大学付属子育て支援センター、神戸大学人間発達環境額研究科で勉強してきます。

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