園の日常

よいしょ、よいしょ

0-1歳の乳児クラスを2階にしたのには、いろんな経緯が。

園舎設計の岡本さんと、他園をいろいろ(石川、富山、神奈川、東京)見学し、いろいろ考えました。決め手は、新宿せいが保育園の藤森園長と話していたとき。高いところから下を見下ろすと「前頭葉を刺激して、遠近感を育てる」との解説があり、これで0-1歳は2階に。私自身も今はマンション住まいで自宅には階段がなく、同じような住環境で子育て中の保護者宅もあると考え、階段の練習、遠近感を育てる機会としての保育園は意味あるな、と考えました。実家の階段はそれこそ昔の家の作りなので勾配はとても急で、社宅住まいの自分の子供たちは当時、実家に連れて行かれたときは随分苦労したようです。2階に乳児の部屋があると、週末のお布団持ち帰りで荷物が沢山になるのはNG。それで、薄いベットパッドで済むように、また衛生を考えて園では、コットと呼ばれる簡易ベッドを使っています。園での生活、いろんな理屈が繋がっているのであります。

そんな階段は、園児にとっても人気の場所。タケちゃんは、階段をのぼりながら保護者や私がちゃんと「見守っている」ことを確認しながら、安心ししながら、またさらに上に登ってゆきます。これは、大人の人間関係(結果を焦らず見守ってくれる上司や関連会社)と同じじゃないですか。

今日は、お昼に実家のお隣のお酒屋さんのお爺さん(90歳)の告別式に園長の代理で出席。背が高くてダンディな隣のおじさんでした。金沢の下町ですから、ご近所に育ててもらいました。なので、とても悲しいお昼でした。

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