青組さんともなると頼もしい。
午前中の自由遊び、今日は収穫した枝豆を保育教諭が茹でるところを観察し、おやつを乗せる小さなお皿(お刺身を食べるときに使う小皿くらいの大きさ)に5つ乗せておすそ分けを持ってきてくれた。
カフェテリアではほかの自由遊びが始まり、道具が足りなくなった。そうすると、次のやり取り。
保育教諭 「クラスにあるから、取ってきたら」と促す
園児2人 「かんたんなことや」と小走りに青組にとりに帰る
とても頼もしい。「かんたんなことや」っていうには、”あそこにあるはずだから、あそこに行ってとってくる”という光景が頭の中で描けていて、見通すことができていて、それを頭の中に描くことができたから「かんたんなことや」って言葉がすぐに出てきたことになる。どこにあるか、見当もつかなかったら、そうは応えないだろう。できると思う、やってみよう、という意欲は大切で、できたらまたやってみたいという自信につながる。これが園生活で大切なところ。一瞬でしたが、「かんたんなことや」というやり取りを聞いて、頼もしく思いました。
今日は、お誕生会だったので、ランチはお決まりのカレー。人気ある夏やさいカレーです。サキちゃんとワカちゃんに誘われて青Aクラスと一緒に食べる。かぬかちゃんは、ピーマンは好きでないけど、カレーに入っていると食べられる、と自信満々な表情。この返事をする時も、頭の中でピーマン入りのカレーを食べるところを想像しての言葉だ。そうすると、午後のおやつはケーキ。ケーキが苦手な人って、いったいこの世の中に居るのだろうか、とでも言いたげにみんなはパクパクをよく食べる。
赤組さんでも少し小ぶりのケーキを食べていて、口の周りはクリームだらけ。美味しかった証拠だ。食べ終わるとみんなで「ごちそうさま」ととてもハッキリした声で言った後、一斉に〇窓のそばの粗大遊びのエリアに駈け出してゆく。自分のテーブルとの間に口の周りを拭いたウエットティッシュを入れるゴミ箱があり、そこにみんなポンポンと使い終わったウエットティッシュを入れて、奥の粗大遊びエリアに向かう。とても礼儀正しく、規則正しく、リズムよく、みんな駆け足で次の遊びに向かう。これも「つぎはこーやってあそぼう!」とワクワクしながらかけてゆくのだろう。みんなの後について、我先に。これも園生活ならでは、の光景です。
昨今の国内ドタバタ、国際緊張も「かんたんなことや」で解決できる。うまくいった場面を思い浮かべれば。