降園の時に、2階の赤組さんたちは、手すりの間から手を出して「バイバイ」のしぐさをしてくれる。
そのあとは、保護者に抱かれたままであったり、私の前でだっこから床に降りて、手を高く上げて”タッチ”をするために小走りで私に駆け寄ってくれる。とても、かわいい。4月のころは、恐る恐る。8月になると、元気いっぱいの笑顔。「このひとは、わるいひとではなさそうだ」という安心感が生まれてきているからだ。この安心感は、すでに安心感のあるひと、つまり保護者と私の会話やあいさつの様子をみたり、保育教諭と私の会話の様子を見て、「ママの知り合いなら、大丈夫」という判断を幼いながら本能的に行っている証しだ。大人だってそう、知らない人でも、知ってる人に紹介されると安心する。これも、幼い時から身に着けた生命保持力。
なかには、オフィスのドアを開けて、降園の挨拶をしてくれる園児も。そんな時は、少しお話しして、そして満足げな顔で帰ってゆく。カッターナイフや大人用のハサミがあるオフィスなので、安全を考えて園児だけの滞在はNGですが、園児一人ひとりの成長と照らし合わせて、楽しい会話が成り立っています。
そして、「じゃ、いくね」と言って今日はあーくんが、帰ってゆきました。自分で、時間と次の行動の見通しができている、すくすく成長している様子を見ることができます。うれしい一言でした。