出張

こーべ

全国私立保育園連盟に加盟して、4年。毎年、1月末に神戸で開催される「保育総合」に参加しています。

最初の年は、私だけ。翌年から、2名の保育士と一緒に参加して、学びの共有化を行ってます。今年のテーマは、「福祉と保育」。

8時に自宅を出発。”西インター”までなんと30分もかかる。西宮までは、3時間で「12時には到着、楽勝だ!」と思ったけど、西宮から3号が渋滞で結局、研修会開催時間の20分前に駐車場に愛車をとめて、急いで研修会場へ。神戸までは、片道350キロです。ガソリンもちょうど半分消費。

昨年4月にスタートした「子ども子育て支援新制度」の説明のあと、「福祉とはなにか?」という本質に迫る基調講演。2011.3.11をきっかけとして現地の少女の成長を見守るソーシャルワーカーの方のお話。和光の運営理念は「目の前の困っている人に手を差しのべるのが福祉の仕事」です。これは、園長が呪文のように口にする言葉であり、それが和光の”信念”となっています。性善説に基づいて、広く悩みや危機に迫る家族に手を差しのべることです。多少の意見の相違や、考え方の違いはあるにせよ、大まかに(私らしいですが)、人は善行を産まれながら求めている、という考えのもと和光は存在しています。このことを思い出させる、基調講演でした。

6時にロビーに集合し、山本、口田保育教諭と会食。これは、毎年の楽しみ。とかく。園と自宅との往復で日々流れてしまうのですが、食事をしながらの会話は楽しい時間です。デザートを食べていると、毎月の会議で議論を交わす全私保連の委員の方から、電話。その会合に合流し、性善説、子どもの権利、保育現場の役割、いろいろ36階の眺めを楽しむ時間もなく、熱い話となりました。

今月は、旧園舎の改装工事。4月からは「学童和光」がオープン。0歳から3年生までの切れ目のない、和光の教育・保育を提供し、21世紀をたくましく、したたかに、もちろん心優しく生きる人材を育てる、そんなことを、コーベで考えた午後でした。

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