つくづく子どもの柔軟性には驚かされる。
あれじゃなきゃダメ、こうしたい、というこだわりは自我が発達するステップ、ステップで削除&追加や強い&弱いがある。しかし、遊びにおいては園児のこだわりの強さと柔軟性の高さは、大人のそれを大きく上回ると思う。
トップページでも紹介しましたが、幼保連携型認定こども園に移行して2年目でもあり、保育園時代から続いていることを見直し、今年はやり方を替えたり、これまで続いていたことをやめたり、と新しい取り組みを行っています。前者が英会話クラスの運営方法、後者が夕涼み会の取りやめです。
英会話クラスについては、2011年にスタートして以来、子育て支援センター和光の2Fセミナールームで行ってきました。朝のお集まりをして、出かける用意をして、みんなで一列に並んで、横断歩道を渡って・・・、クラスにつく頃には随分時間が経過している。10名程度の3クラスに分かれるので、実質20分程度の英語との接触にしかならない、また自分のグループの待ち時間には中途半端な遊びしかできず、「なんとからならないですか?」が谷保育教諭からの提案。 じゃ、青組でやってみるか、と今年は場所を園に移してのクラス運営を試しています。
まずは、朝のお集まりの後に、ライアン先生と英語の朝のお集まりを、青Bクラス、その後に青Cクラスと続け、今日はお天気も良かったので、青Cクラスはテラスで英語でお集まり。お天気のいい時には、もちろん外で、しかもウッドデッキがあるじゃん、というアメリカンな発想でのお集まりでした。これまで通りの挨拶や単語の時間は30分、その後は遊びに参加。 ライアン先生の感想は、「教え、覚える、ではなくて自然に身につく英語を使っての遊びは、心に残るし身につく」というもの。例えば、クラスで10人を相手に、(築山など)高いところに上ることを、Upというんだよ、と教えることはあるけど、今日の様に築山を登りながらup, up, upと声を一緒に出して合唱した方が、単語も発音も覚える。登るって、アップっていうのか、と納得する。これが、私が中学時代に習った英語の授業のように、黒板にupと書いて、横に”上る”と先生が書いて、それを暗記するより、動作を伴う方が”しみじみ”感があり、身につく。 私の社会人になってからの英語は、会議で”へー、そういう言い方するんだ”という知って、真似することで上達したと思う。コロケーションも習うより慣れろ。
英語クラスは園児にとっては、クラスではなくて遊び、遊びを通しての異文化、異言語体験です。これは、幼保連携型認定こども園での活動として意味があると思います。