園長を園にお連れし、その足て(クルアですが)、平和町(いい名前)の金沢大学付属幼稚園へ。
第62回幼児教育研究会、平成28年度石川県幼稚園教育理解推進事業公開保育研究協議会の二つの名前がついた研究会に、高野し+小西保育教諭と参加。6−7月は研修強化月間です。
午前中は、和光で青組に相当するクラス5つを見学。 お天気にも恵まれ、園舎内にはほとんど園児はおらず、園庭のあちこちで、またデッキに材料を出して、みんな楽しそうに遊んでいる。 園庭の遊びは、”付属”幼稚園のイメージとは程遠く”ワイルド”。思う存分、遊び混んでいて、その中での友達関係や不思議発見がある。多くの見学者なぞ、全く意に介さない様子。
11時から付属幼稚園から今日の活動の狙いや、日頃の研究の内容の紹介がありました。よく、勉強してるわ。
お弁当を頂いたあと、5歳児の分科会。 遊びの様子を振り返っての質疑応答。 見学者も先生もよく見ている。びっくり。 保育園の見学であそこまで、具に園児の動きを追いかけ、メモし、その遊びの狙いは問題点について議論が交わすなど見たことないです。遊びの狙い、意図についての質問と解説。あの場面で、先生の介入は良かったか、など。私なぞ、ぼーっと見ていたに過ぎないと大いに反省しました。
しめは、文科省初等中等教育局視学官の田村さんから「幼稚園教育要領・小学校学習指導要領改訂の方向性」についての90分の講演。 今年1月の全国私立保育園連盟研修会でも同じ立場の方の講演を聞いたのですが、6ヶ月経過しており、幼稚園と小学校の学習指導要領改訂の作業が進んでいることもあり、より具体的な話が聞けました。メモによると、キーワードは
子供は、風呂敷を見れば、スーパーマンになれる
充実感、達成感、自己有能感、一体感
これはいい、めっちゃたのしい
なるほど、わかった。ありがとう。
(これ)したい、という気持ちをどれだけ先生が高める仕掛け、環境を用意するか
やりたいことが、まず頭にあり、それに基づいて身体が動く
壁に当たる=課題を見つける
教師の観察力とは、子供の動きを予測し、瞬時に子供の動きに対応でき、なにをどうすれば、もっと子供は主体的に遊びにのめり込めるか、もっと、もっと、というか
質疑応答のレベルの高さは、観察力と知識+分析力の合算であり、自分はまだまだだなーと反省。もっと、たくさん見て、勉強しよっと。 明日は、日帰りで東京。ICTと幼児教育の勉強会@東京大学です。