今日の午前は、青Cクラスの「絵画造形」の時間。
土曜に東京で「かんじる、かんがえる、つくる、つたえる」のタイトルで「子供の創造力スイッチ!」と題する講義を東京大学で受けてきたばかりなので、特に今日は”うちのこたち”の「かんじる、かんがえる、つくる、つたえる」はどんな具合か、ソワソワしながらいました。 クラスが始まって、すぐに様子を見に行くと「あ、ふくえんちょうせんせーや」とみんなの集中が途切れるのが常なので、クラスが始まって15分位、ちょうどイントロが終わった上がりで、フラリとカフェテリアで行われているクラスを見に行く。
今日は「自分の気持ちを表現する」(大人言葉で言えば)がテーマ。 画用紙に自分の気持ちを色で表す。 一度自分でやってみて、次に”かまゆみ先生”の話を聞いて、更に”上の”思考段階に登っていく、というクラスの流れの途中でした。 ”かまゆみ先生”が自分の気持ちを6枚程度の上にクレヨンで表現する。右のイーゼルは”たのしい””うれしい”、左は”こわい””つめたい”で表現される紙が貼ってあり、私が見たときは、”たのしい”紙に、”かまゆみ先生”が更に色を加えて、もっと”たのしい”にする。クレヨンで色を追加するたびに、”わー、いい!”、”たのしそーや”の感性が。”かまゆみ先生”が左のイーゼルに貼ってある絵をみせると”つめたい”と、2つの基本的な感情、つまり”たのしい””たのしくない”、”あかるい””くらい”の表現を行っているわけで、園児はみんなのめり込むように、”かまゆみ先生”の話、指先のクレヨンの動きに夢中になります。次に”かまゆみ先生”が既に画用紙に塗ってあるクレヨンを指でなぞって、色を混ぜはじめると、「あ、むらさきになった」、「あ、ふわっとした」と感じるままを言葉に表現します。 園児の関心、好奇心が頂点に達すると”かまゆみ先生”は、「はい、じゃーみんなもやってみよう!」と声をかけます。そうすると、みんな”ばっぱ”(地元の言葉です、「一生懸命になってという意味」)になって、一度自分で書いた画用紙に戻って、クレヨンを走らせます。 これは、すごい! 園児を引きつけ、感じ・考えさせ、自分でやってみる、この流れができた、最高のクラスの運営です。この後は、発表です。
カメラを持たないで、参観したので、写真でご紹介できないのはとても残念ですが、和光の教育・保育はこうでなきゃ、と思った午前の青Cクラスの様子でした。