出張

みらい

1時過ぎに蔵前の全国保育会館に到着し、保育国際交流運営委員会の月例会に出席。

今月は、7月初めのに品川で開催される全国大会で担当する、分科会(一人ひとりを大切にするハンガリーの保育実践)の最終打ち合わせ、その週の後半の世界幼児教育機構世界大会@ソウル、来年2月のシンガポール研修、横浜の異文化交流セミナーの段取りなどについての打ち合わせ。7月の全国大会には、松本主幹、赤組澤本、青組西野保育教諭が出席します。私はお留守番。

幼児教育・保育の分野は、学者も実践者(園の現場)も、どうしても内向き、ドメ、ガラパゴスになりがち。現在、保育園・こども園にいる園児が社会人になるころに焦点を当てると、グローバル化、ICT化は当然の生活環境となっているし、その時点を見据えての、今の幼児教育・保育があるべきと考えています。世界標準とは何か、グローバル化・ICT化の進んだ先進国では、すでにどんな幼児教育・保育が行われているか、そこから学ぶところはないのか? また、日本の優れた幼児教育・保育を海外に紹介し、現地で取り入れることで、世界に貢献することはできないか、など3時間の意見交換。 全国保育協議会、日本保育協会、全国私立保育園連盟の「保育3団体」の中で、国際部門があるのは全私保連のみで、日本の現場にグローバル化を積極的に取り組んでもらうための活動を行っています。 今年の1月に全私保連の海外研修でシンガポールに行きました。10年ぶりぐらいでしたが、保育現場のグローバル化、ICT化、自国文化の尊重など、卒倒するくらい進歩していました。世界からおいてきぼりになることによって、失われることの多さ、未来の大人達へが豊かに生活を送ることができるためには、”英語+ICT+アート”センスは基礎体力だと考えます。 こんな思いを話した午後でした。 親が必要ない、と思っても、将来子どもは必要とするかもしれません。自分中心ではなく、子どもの未来を考えることが大切です。

昨年から始まった「子ども子育て支援新制度」。幼保連携型認定こども園が幼稚園+保育園の機能を併設することについての認知がゆっくりですが進んでいるようで、今月はすでに29年4月入園の見学が2件ありました。いずれも、1号認定(教育利用=幼稚園タイプの利用)。 だんだん手応えを感じる制度改革です。

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