ホテルから徒歩で30分ほどで、レッジョ・エミリア方式(アプローチ)の総本山のレッジョ・エミリア国際センターに到着。
日本からの参加者のみのセミナー。 日本の大学関係(学者)が1/3、幼稚園が1/3、残りが保育園とこども園、の割合での勉強会です。
レッジョ・エミリア方式の特徴として、専門の”教科指導教諭・ペタゴニスタ)と芸術教員(アトリエスタ)がクラス担当の保育士・教諭の他にいて、前者はカリキュラム・指導案をたて、研修計画と実施も行い、後者は美術の先生(園舎、園庭、園内の総合プロデュース)。 それぞれの現役のペタゴニスタとアトリエスタが講義を行いました。 レッジョ・エミリアについては、今年の1月のシンガポール幼稚園保育園研修、2月の東京での2回の研修会、3月のレッジョ・エミリアアジア大会、9月の和光での研修会と下準備はしていましたが、今日は再度”なぜ、レッジョ・エミリア方式”について再確認。
講義の最初にレッジョ・エミリア市が”教育が一番大切 Education comes first”の方針で、市主体の園運営を公立、私立で行っていることが基本であり、それぞれの施設では自信を持ってレッジョ・エミリア方式の保育教育の実践に取り組んでいるとのこと。講義のメモからのキーワードは
・教育はみんなが共有するもの(費用と成果)
・教育は権利
・目的をもった環境整備。 環境とは”道のり”であり、目的ではなく、結果でもない。 環境とは、子供との対話の中で、発展してゆくもの。変化のあるもの。
・明るく、透明であること
・五感を全部使って遊ぶ、いろんな経験が積める 従って危険を回避できる、子供を信じていれば
・美的感覚を育む ”美しくないものはダメだ”という感覚を育てないと、卑しく汚い心が育ってしまう(戻れない)。
気温は一桁。 勉強会は熱が入ります。 明日は、発表と見学。 夕食の写真をスイスに出張中の友人に送ったところ、”すごい、こちらは地味だ”との返事。 本当にすごいです、