園の教育・保育目標の一つとして、「主体的に行動する」があります。
問題を自分で見つけ、自分で、あるいは友達と力を合わせて解決する。 今後進む少子高齢化の社会では、少ない人数で多くの高齢者(私もです、お手数おかけしますが・・・)を支える社会が来ます。 車の自動運転、マイクロチップによるレジの自動化、いろんなところで人工知能などを使った省力化と機械化が進んでゆきます。 人でなければできない仕事は人がやる、という社会です。 今日、自動で行われていることも、数年前は人がやっていた、なんてことは身の回りにたくさんあります。 首都圏のJRや私鉄の電子マネー前は、駅の改札には人がいて、切符をはさみを入れたり、降車時には受け取ったり、そのあとは磁気テープの入った切符を改札機に通す、今なら”ぴっ”と電子マネーで決済、改札口には事務兼任の職員の方が一人いるだけです。 機械化する、これには「あ、こうやったら機械化できる、便利になる、という”目の付け所”を持った人材」がなければ実現しません。 この”目の付け所”は経験によるもの、そもそも発明好きで、いろんなことに興味を持つ、いい意味でキョロキョロ、探検心や探求心、問題解決力が必要です。 なので、なんでもまずは、自分でやってみる、心を幼い時から育むことが保育では大切にしています。
今日は、青組が新しい知育玩具で遊んでいるところを見守っていると、たいが君がせっせとカフェテリアのごみ箱をきれいにしています。ふたの裏側まで、とても丁寧に塵取りきれいにします。 何かを考えながら拭いているように見受けられました。 道徳心や人の役に立つ、あるいは自分たちで使ったものは自分たちで、片づける、きれいにする、当たり前のようですが、先生に言われなくても自分で行動する、当たり前のことを当たり前にする、この心は大切だと思います。