ネットワークを広げることは、”このとし”になればなるほど、大切だと思う。 特に、”残りの時間”を考える年齢に達すると、俄然大切だと思う。いろんな人と出会い、ネットワークを広げる、今回の東京滞在の目的です。 ネットワークからの学びは、机に座っているだけでは得られません。
8時にシンガポールからの研修グループの代表と朝食ミーティング。 9時にホテルを出て、足立区のレイモンド花畑保育園へ。開園1年。真新しい園舎、笑顔あふれる保育士、まだ園になれなくて親の姿を探して不安そうな園児をうまくケアする。 保育制度や男性保育士の採用など、質疑応答していると次の訪問先への出発時間が迫る。 首都高はランチの時間帯でもあり、空いていて麻布の東京インターナショナル・スクールには12時に無事到着。 年長クラスを30分ほど見学して、質疑応答。 シンガポールも駐在員家族を対象としたインターナショナル・スクールがあり、教員採用や教育の質の向上、ICTの活用について活発な意見交換。 去年と今年、シンガポールの幼稚園を見学し、ICT(iPadやPC)の導入状況について、園ごとに違うことを見てきましたが、知識を得る手段としてのICT、知識を活用する人間の創造性や発想を大切にする園の取り組みにつては、共通点が多く、勉強になりました。
2時から、「見守る保育」の実践、研修で6年前からお世話になっている「新宿せいが保育園」を訪問。藤森園長の脳の発達と人間関係構築に関するレクチャーを受け、それが実際に子供の動きに現れていることに一同感動。 0−1歳クラスで1歳児が自分のパジャマを着替え袋に入れたり、2歳児が自分で紙オムツを変えて、ズボンを履くところなど、”自立”が自然に展開されている。 和光でもいろんな場面に”え、できるんだ”と発見する場面がありますが、藤森園長いわく、「こどもを信じなさい。できないところは手伝って、と言ってくるから、それまでは先回りして手伝わない。これが信頼関係を築くポイント」とのコメント。 会社社会でも、できないと周りから思われるほど、不愉快なことはないですね。
夕飯は前職の大先輩と後輩と情報交換。 これは濃い時間でした。