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へんか

先週、朝刊を読んでいたらアメリカで大手おもちゃ小売店が連邦破産法11(日本の民事再生法が一番近いと言われています)を申請間近と報道していました。

ネット最大手や大手家庭用品小売りチェーンの2社がネットと実売で圧倒的な強さを見せている中、おもちゃだけでは価格競争、品ぞろえに勝てない姿が常態化し、運転資金が低下危険レベルに近づいている、とのこと。 日本にある小売店舗も米本社の子会社ということもありますが、日本の店舗への影響は未定。

娘が生まれた年に、ロスに出張し帰りにはこのチェーン店で段ボールいっぱいいのおもちゃを買って帰り、生後6か月だった娘が久々にあった父親がたくさんのおもちゃをもって帰ってきたのを見て、ずいぶん驚いていたことを思い出したのですが、連邦破産法11の手前まで来ていることは、いい思い出が多いだけに残念な気持ちもあり、また時代の流れを読み違え、あるいはその対応が遅かった結果でもあり、この会社に限ったことではない、大きくても(あるいは大きいから)倒産、という現実があります。

9月11日はアメリアで同時多発テロ事件があった日です。時差がありますので、日本時間では今日となります。現地のサイトでは、世界貿易センタービルに旅客機が衝突する場面のビデオが繰り返し流れています。 当日、娘を高校に送ってゆく途中、ラジオで国防相(ペンタゴン)への旅客機の突入を聞き、出かける前にCNNで見たのが最後ではなかった、ということを知りました。 その日は、研修でしたがテレビ報道を1時間観て、それぞれの思いで帰宅。 私にとっては忘れることのできない一日の一つです。 この日を境に、世界中仕組みが変わりました。

つまり、予測すること、その情報を基に、先に手を打つこと、それも正しい手を打つこと、が国家でも事業でも継続のための前提条件です。

子どもの発育、発達段階は、ある程度予測がつきます。 歩く前に走り出す子はいません。 予測可能な一人ひとりの育ちを見守り、今を大切に生きる事、結果として将来を生き抜く力の基礎を身に着けて、小学校以降への学校教育につなげてゆくのが幼保連携型認定こども園の使命だ、と新聞記事と9月11日にあたり、考えたことです。

 http://fortune.com/2017/09/07/toys-r-us-bankruptcy/