11月10日(金)の朝に、その日が命日だった母の墓前で出張の報告をして、かれこれ1週間。東京1泊、名古屋1泊、ブタペスト6泊。残るは機内1泊の長旅となりました。
路面電車、バスを乗り継いで、40分で「くまのプーさん乳児保育園」に到着。 5年前も訪れています。見学前に1時間のレクチャー、1時間の見学、2時間の意見交換。 みっちりです。 2歳児クラスをじっくり。 自由遊び、排泄、ランチ、午睡までを小さな椅子に座って、観察。 2歳児クラスにしては、園児同士での遊びが少なく、一人遊び中心。2時間の意見交換の際に、この点を質問すると(もちろん、通訳経由で)、「9月の新学期から入った園児が10人中8人で、まだ遊び込めていない」とのこと。 新しい環境で、2ヶ月、まだまだ安全基地の確認であったり、活動の境界線はこれから広がる様子。 この点は、和光の黄色組は活発で、ワイルドで、多様で、笑顔。
おむつ交換は時間をかけて、ゆったりしている。 一人一人を大切に、が現れている瞬間です。 この点、質疑応答の時間では、時間や空間の余裕より、先生の気持ちが決定的。気短な人は、そもそも乳児保育園には向いていないし、採用しない、という明快な回答でした。
キッチンの手作りのクッキーを食べながらの質疑応答の後、バスと路面電車でホテルに戻り、パッキング。 夕食会では、福岡の先生、栃木の先生、札幌の先生と、とっても濃い話。福祉に対する信念なり情熱のレベルの高さに圧倒されました。 全私保連の海外研修は5回目ですが、毎回メンバーから教えられることの方が、引率+通訳業務より多く、「すごい仲間だ」と感じます。
明日は、通路側だといいな。