出張

ねつい

10時半から18時半まで、6つの園を見学。

去年の8月から始まった「見守る保育」の取り組み状況について、現場を見ながら、実際に取り組んでいる先生たちの話をお聞きする。 熱意を感じました。

私は、意外にも直感より理論的な分析を重視し、経営者としての決断を行ってきたし、いまでもそうしています。 直感は共有しにくいですが、分析は共有できるし、記録に残るからです。直感の価値がない、とかという話ではありません。 保育はこれまで経験と直感という文字で表現することが”馴染まない”と猶予をもらっていた分野ですが、いまでは教育は理論であり、分析であり、結果を検証して、改善策を練るという”当たり前”のプロセスで運営されます。 シンガポールの保育現場を訪ねるのは3年目。 繰り返してくる、その魅力は「実行、分析、改善」を幼児教育分野でも”当たり前”として話ができるからです。 製造販売業で育った私にしてみれば、もっとも”すっ”と来るところ。

今日訪れた6園のうち、4園が公団住宅の1F。 柱の場所や長細いレイアウトなど、物理的な制限が多い中、心のこもった創意工夫が凝らされた保育室では、和光と同じオレンジのスクールカラーのポロシャツを着た園児がのびのび、生き生きと生活しています。手作りおもちゃも、とても工夫された教材、さすがです。 国内に138箇所の施設をもつ労働者組合が経営する保育園ですが、それぞれの施設の個性、必ず守らなければならないこと、など運営側の熱のこもった話を聞くことができ、あっという間の8時間でした。

明日は、明後日から始まる3日間のセミナーの最終打ち合わせです。 そろそろ、資料を仕上げなければ・・・

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