発育

じぶんで

先週の、シンガポール研修、いろんな発見、学びあがりました。

自律・自立のプロセスを人類の誕生から今日に至る進化をもとに解き明かし、原人は滅びたが、なぜ人の先祖であるホモサピエンスは生き延びたのか。 収穫が先でも種を植えること、道具や火をつかうこと、それよりなにより「社会」を形成できたこと、など。 また、IT化によって産業革命以来劇的に変わった新しい技術、特に瞬時に世界中から情報を集めることができ、それもパソコンがネットにつながる環境であれば、会社や社会の地位など全く関係のないフラットな社会で、これから20年後に社会にでて活躍し、家庭を作り、納税をする、といった当たり前のサイクルが廻るには、どういう幼児教育が必要だろうか?

興味関心、情報やモノを使いこなすセンス。失敗から立ち直る力、他人を巻き込む力。 そんな話を現地の保育者とたくさんしてきました。 日本時間の深夜12時に離陸、朝6時に羽田空港着。 10時40分の便で小松飛行場へ。 2Fの小松うどんで、腹ごしらえして園へ。 アトリエ使用開始日にはすでに出張に出かけていたので、その様子と、それぞれ広くなった保育室の様子を見回りました。 それぞれの年齢で、それぞれの育ちで、その育ちにあった遊びができるスペースが用意できたと思います。ま、広さについてはキリがありませんから。 そうしているうちに、青Cクラスがひな祭りのお片付け。 箱に書かれた箱の役割に「うん、これはこのはこだな」とか言いながら、先生たちと一緒に片づけます。 これからは「お昼寝から覚めたら、・・・になってた」が少なくなるよう、園児の力を結びつけ、引き出す保育の場面が中心となるよう、研修と実践に務めてゆきたいと思いました。

6時間の夜行便、まったく寝る気にならず映画を3.5本観ました。 観残した後半、きになるなー。 それから、窓から見えた日の出(四国の南側を通過中)、とても美しく、神秘的。 人の営みとは関係なく、毎日日はのぼり、日は暮れるわけで、人間の無力さを実感するひと時でもありました。 小さいこと、クヨクヨしないことですね。たいして、効果ないし。

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