発育

しゃかい

昨晩のNHKスペシャル「人類誕生」第2集「最強ライバルとの出会い、そして別れ」、ご覧なりましたか?

第1集4月8日の「こうしてヒトが生まれた」の続きで、次は第3集の7月8日には「日本へ! ホモサピエンスはるかなる旅」が放送予定です。http://www.nhk.or.jp/special/jinrui/

第1集では、人の起源から我々のホモサピエンスまでの誕生、枝分かれ、絶滅の歴史が詳しく解説されており、昨日は誕生と消滅の最後(今のところですが)のネアンデルタール人とホモサピエンスにいて、その特徴とネアンデルタール人の消滅の理由、最後の一人が過ごした場所などについて詳しい調査結果を映像で見ることができました。ネアンデルタール人もホモサピエンも中央アフリカが起源。 そこからヨーロッパ大陸、中東で生き延びる間に、中東で同時期にお互い近くに存在した時期もあり、現代人にもネアンデルタール人のDNAが含まれる人が数%いるという話まで。

ホモサピエンが残った理由は、社会を形成していたから。 ネアンデルタール人はせいぜい10名程度の血族の集団が最大。それに対し、ホモサピエンは300人程度の集団で生活し、隣の集団が食糧不足なら融通しあったり、また原始的な宗教活動も行われたことから、死後の世界など概念的なことも考える能力を持っていたとか。ネアンデルタール人の身体、脳はホモサピエンより大きかったが、その分たくさん食べなければならないため、獲物が少なくなると獲物がいる場所に移動を強いられた・・・など興味深い話が続きました。 「集団社会」を築くことができたから、ホモサピエンは絶滅せずに生き延びた。 つまり、われわれはDNAレベルで、社会を形成し構成員となり社会に貢献し繁栄することに自然に身体が反応する(参加する)ように作られている、ということです。

園庭を見ると、小さな子たちが小さな社会の中で、それぞれ得意で力が発揮される遊びを行い、そのスキルを磨きあっているように見えます。 なので、小さいときから思いっきり集団生活を経験することは大切、保育園・こども園の役割でもあるわけですね。

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