9時半から登降園システムの打合せ。 30分ほど話した後は何故かクルマ談義。
11時半に扇町の父の大先輩にご挨拶に伺い、そのまま金沢駅に。 午後は「じばさん」で石川県私立保育園連盟の第三回研修会。 東京工業大学で哲学の教授をなさっている國分教授に「みんなで考えるこれからの保育制度」に付いて、3時間の講演を頂きました。
「工業大学で哲学?」と思ったので(わたしの出身校では哲学科は文学部だったので)、「理系の学生に哲学を教えるってどうですか?」とたずねると、「理系、文系は高校の選択科目で決まるので、数学博士になる、とか言って理系の学部にはいる学生は少数派で、学生自体はそんなに変わらないですよ、一般教養課程で教える分には」との答えでした。 哲学者が保育を語る、って少し面白いと思いませんか? その通りで、講演内容はこれまで研修で聞いたことがある話は皆無で、保育専門の学者とは違った視点で保育を語る内容は新鮮です。哲学は”何故”ですから、何故こうするのか、とひとつひとつの保育を問いかけなおし、意味のない事はしない、という考えを持つことは必要です。これは、事業会社でも、家庭でも同じ。
「あれ?」「あれ〜」って思うことが、新しい考え/視点のスタートであり、何かを考えるスタートである。 自分も「あれ?『あれ〜」と思うことは大切だし、園児が「あれ?」「あれ〜」と口にしたときは、何かを考え出した証拠。 このタイミングを逃さず、思考回路が回り出したサインを見逃さず、必要な援助、声かけが必要だ、ということです。 夜は大雨でしたが、ちっとも涼しくなりませんでしたね。秋はまだか?