発育

おてつだい

秋になると、「おてつだい」が流行する。

年央の時期は、クラスでの生活、友達との遊び、といった生活リズムに自信が持てる時期かと思います。 大人でも、引っ越してきて新しい環境での生活が始まったり、転職して新しい人間関係(同僚、取引先など)に慣れ、自分で仕事しているなと実感するには半年ぐらいかかりますよね。

お昼ごはんが終わった後のカフェテリアでは、床の掃除の手伝い。 お昼寝前にはベット敷、次々とお手伝いの種類が増えてゆきます。 ”やる気”が”需要”を上回ると、「なにかお手伝いすることありませんかぁ?」と子どもたちから聞いてきます。 きっと、ご家庭でも同じと思います。 そして、「じゃ、この書類を職員室に届けて」と一緒に職員室まで行くと「はいっていいが?」と不安な顔。 「もちろんいいよ。はい、この机の上に置こうか」「わかった」と、職員室に入っていける”役得”も感じたのか、「また、お手伝いあったら教えてね!」と明るく私の部屋をでて、またみんなのところに戻って遊んでいます。 こどもも、大人も、「だめ」って言われるより、「お願い」といって、頼まれることの方がうれしいですよね。 これまではやってあげていたこと、”まだ、無理かな”と思って頼まなかったことも、「おてつだい」といって協力を求めると、案外すんなりできたりします。 時に、驚きます。 ぜひ、”お手伝い”でこそだてをしてみてはいかがでしょうか? 小学校以降の積極性や工夫する力の基礎となります。