出張

しゅうごうです

熊本は10年ぶり。

全国私立保育園連盟の保育研究大会に参加。ホテルから会場に向かうのは、路面電車。 いきなり反対方向の電車に乗ってしまい市内方向でなく、ホテル前から次の駅の熊本駅に到着。自分らしいな、と反省しつつ大会開催の市民会館へ。 石川県私立保育園連盟の代表として開会式は舞台上。 大会の運営は熊本市私立保育園連盟の加盟園の職員の方々。 隅々まで行き届いた準備に感銘しました。

基調講演は、OECD教育局のシニア政策アナリストの田熊さんと新宿せいが子ども園の藤森園長。2030年(11年後ですね)の世界を見渡しながら、今の乳幼児教育を考える、という内容です。11年後は、年長児が高校1年生。将来の進路を意識しだす年です。その頃の社会情勢を予測して、今日の乳幼児教育のあるべき姿をOECD(世界経済協力機構)がメガデータを分析し、提案したのが「2030年の教育 Education 2030」http://souken.shingakunet.com/college_m/2016_RCM198_06.pdf

VUCA (volatile=不安定, Uncertain=不確実, Complex=複雑, Ambigous=曖昧)な社会情勢の中で、パターン化されていない知的作業、対人関係のスキルがAIに取って代わることのできないスキルとして重要だという話、

藤森先生は「保育園はこともたちにとって必要な施設」であり、親代わりのため、親の就労支援施設ではない、とう子供が持って生まれた様々な能力を司る脳の働きを整理してその能力を引き出すのが保育園。大家族、ご近所に育てられた私の世代における、保育園の役割と今日のそれのと違いについて考えさせられた次第。「子供達は、10の姿を持って生まれてくる、それを育むのが保育」という解説には納得です。