会議・勉強

みがく

12時半から、野々市市役所2Fで「椿経友会」の月例勉強会に出席。

日本赤十字社石川県支部事務局長の表さんが今日のゲスト・スピーカーでした。 表さんは多才な方。 偶然ですが私と同じ年。 今年3月末まで石川県庁に勤務され、県の振興に力を注がれてきた方。 「カニ」の被り物を実際にかぶり、東京や大阪の電車の中で、広報されたり、県の職員の肩書ではないプライベートな時間でも、海外からの旅行者を案内し話し相手になった、という武勇伝もお聞きしました。

北陸新幹線効果で観光客が増えているが、これを持続発展させためには県民一人ひとりが、訪れた方を笑顔で歓迎して、次も来てくれるような場所にしなければならない。 今のブームはマスコミのおかげで、住民は本当に個人レベルでの努力をしていないのではないか、行政が何とかしてくれるものだ、と思っていないか? 汗をかいて石川を磨き、魅力的な場所にするのは、住民の責任ですよ、という実に明快な話でした。 ブームで訪れたのはいいけど、雑に扱われたり、「また来たい」と思わせる努力をしないとリピーターにならず、”新幹線効果”は続かないです。 これは、どの観光地でも同じ。 私にとって、何度も行きたいと思う場所は、文化や伝統や食事、ホテルでのおもてなしや、買い物したお店で、上客として扱てもらった場所ですね。 皆さんにもそんな場所があると思います。 昨晩、友人と金沢市内の有名なおでんやさんで2次会。 夜9時半でしたが、次の日が定休日だからと言って、まだ半分ほどカウンターで食べてる目の前でせっせと掃除と片付けが始まったり、「おでんは、残っているものの盛り合わせだけです。」とあまりものを売りつけます。 カレイの唐揚げは、身の部分がほとんどない、骨だけで720円・・・。 これが金沢だと思われたら、がっかりです。 和光でもこんなことが起きないようにしなければ、と思いました。

さて、表さんの話は、最後の方で野々市について。 どうしても野々市に住みたい、という理由を住民レベルで共有し、それに磨きをかけないと、少子化、空き家が増えると、”やっぱり”県の中心部(=金沢)に”戻る”現象が起こりかねない。行政任せではなく、経済界が中心にコジツケでも、でっち上げでもいいから、なにか一つわかりやすいポイントを作りみんなで磨きあがることが、野々市の課題との話。 その通りですね。

すこし心配になり園に戻り、気になっていた野々市の人口について市のHPのデータを使って、5分で加工したのが、下の表です。 2016年からの3年間で、保育園などを利用する人口、0歳から5歳の人口が245名減少しています。 この数字は、和光の定員より多く、3年で(縁起の悪い話ですが)和光規模の園が閉園してもおかしくない状況です。特に、0歳児は1年で100名近い減少。  多く見える1歳児も、去年の全ての0歳児がそのまま年を重ねたと仮定すると、25名の減少です。 各年齢とも前年度より人口が減っています。 つまり野々市でも少子化が進んでいます。 都会のような園活の必要なしの、全入時代になりました。 そんな時だからこそ、「和光でなければ!」と保護者に言っていただけるような保育・教育をし続けるための、研修や保護者会との話し合いが必要だと、5分でサーっと私の頭から血の気が引き、危機感とやる気が増した午後でした。https://www.city.nonoichi.lg.jp/soshiki/8/1740.html

年齢 2019年3月末 2018年3月末 2017年3月末 2016年3月末
0歳 545 641 600 630
1歳 616 591 640 652
2歳 576 600 561 626
3歳 588 550 611 603
4歳 545 602 592 589
5歳 590 600 597 605
合計 3,460 3,584 3,601 3,705
増減 -124(-3.5%) -17(-0.5%) -104(-2.8%)
累計 -245(-6.6%) -121