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おおきなき

和光が会員となっている「見守る保育」運営管理会社の名前はGT(Giving Tree)と言います。

モトは、村上春樹さんも翻訳を出されている絵本です。翻訳家でもある、そしてとても忙しい、村上さんが訳そうと考えた絵本ですから、”村上ワールド”とのつながりは、にほんご文字を通して、心に伝わります。 惜しみなく、与えること。 疑いなく、与えること。 それは、愛情であったり、気遣いであったり、大切にして来た宝物であったり、はたまた自分の身体の一部であったり、見返りを求めず、とにかく与える。「我が身は最後でいい」とう言う至上の愛の表現だと思います。 これをテキストに6年ほど前に、職員の年末面談を行ったことがあります。どこまで、深く、文字言葉、文脈、イラストを読み込んだか、そこから出た保育士としての心情の変化は? とかなんとか。

まさしく、そんな「おおきな木」のような、「どうぞ、読んでください、眺めて心を落ち着かせて下さい」と言うメッセージが届きました。 2年前の3月に和光を卒園し、昨日新2年生になった子供たちからの贈り物です。 治療もそろそろ後半戦。 助走から、本戦に変わる時期で、不安な一面を吹き飛ばす、それぞれの卒園生の和光での仕草や、言葉を思い出しながら、エネルギーを蓄えるには十分のパンチがある贈り物でした。 ありがとう!