親は子どもに自信をもって生きてほしいと願い、何か一つでもいいから出来ることをみつけることだと思っています。
ですが、何かができることでうまれる自信というのは、
自分よりできない人の前では優越感になり、自分よりできる人の前では劣等感になります。
優越感と劣等感は表裏一体なんですね。
何かができるように育てられた子どもは、自分より優れた子を友達にすることもできないし、自分より劣った子も友達にできない。
~しなければダメだよ、と日々言われ続けていると、どんどん自信をなくしてしまうのです。
こんなに価値があるよ、と思われて育った子は、優れた友達をもつことが喜びとなり、自分のもっているものは人に素直に伝えられる。
自己肯定感というのは、何かができて生まれるものではないということです。
今までこのブログで自己肯定感のことに触れてきました。
お母さん自分自身が、「私は私のままでいい」と思うようになれば、「この子はこの子のままでいい」とわが子のことも肯定的に見られるようになります。
自分を認めてくれる人間関係、例えば、リラックスできる関係、ママ友だち、気兼ねなく頼れる親戚、そして心を支えてくれるご主人、そういった大人同士のいい関係がどなたかと築いていけている。実はそのことは子育てにおいてもとても大切なことだと思います。